相続財産にネットバンク等が含まれていた場合
ネットバンクやネット証券、仮想通貨は見つからないまま放置される可能性が高い
インターネットが普及した現代でもネットバンクやネット証券、仮想通貨は盲点と言えます。
これらのネット上の資産は、被相続人が亡くなった後には、発見されずに残り続けることも多いためです。
これらの管理はもっぱらネット上で行われ、通帳もネット上にあるだけで、お知らせや通知が郵送で自宅へ送られてくることもないので、遺族はその存在を認識できないことがほとんどです。
どうしたら家族に知らせることができるか
被相続人が亡くなる前であれば、①遺言書を作成して記載しておく、②家族に知らせておく、といった方法をとることができます。
相続開始後に見つける方法
被相続人が亡くなって相続が開始した後に、これらの財産を見つけるには、次の方法が考えられます。
・預金通帳を調べてネット系の金融機関との取引履歴(送金など)がないか確認する。
・主要なネット系金融機関に問い合わせる。
あと、パソコンやスマホのロックが解除できる場合に限定ですが、メールの履歴を調べたり、インターネットブラウザのブックマークにネットバンク等が登録されていないか確認するということも有効です。
これらの資産を発見できれば、パスワード等が分からなくても相続人であることを証明できれば、名義変更・解約の手続をすることができます。
アクセス方法
【市営地下鉄】東山線「新栄」より徒歩5分または、東山線・名城線「栄」より徒歩10分
【名鉄瀬戸線】「栄町」より徒歩10分 【市営バス】バス停「東新町」より徒歩1分